2010年06月03日

iPad版もリリース、岡田敦x守時タツミ ataraxia [photo theater](Business Media 誠)

 上質な写真と音楽によるアプリケーション。「ataraxia [photo theater]」は、写真界の芥川賞にあたる木村伊兵衛写真賞を2008年に受賞した注目の若手写真家岡田敦と、キーボードプレイヤー、アレンジャーとして数々の有名アーティストとの仕事で知られる守時タツミの2人による、写真と音楽による映像詩である。

【動画:ataraxia [photo theater]】 【拡大画像や他の画像】

 このアプリは、それを立ち上げた途端、どこにいても上質な写真と音楽とともに、アーティストが描きだす別世界に旅立つことが可能なのだ。

 紙媒体の写真集と、Webのなかのアプリケーションソフトとしてのメディア特性の違いもこの作品では如実にあらわれている。写真集でその作品世界を体感することは、当然ながら作品とその本が置かれる環境とがセットになっている。小説やエッセイなど、小さな単行本の体裁を持つものと異なり、写真集はサイズが大きいことが、その作品世界に没入するための特性となっている。だが、その特性が写真そのものの機動性を阻害し、それを楽しんだり、それが置かれるシチュエーションを限定してしまう。

 しかし、それがiPhoneやiPadのアプリケーションに置き換わった途端、写真の世界観は、それを楽しむ場所や状況を選ぶことなく、部屋をとびだしどこにいても手のひらの中で作品世界を楽しむことが可能になる。

 「写真集は抽象的なもの」と語る写真家の岡田敦氏。「ataraxia [photo theater]」では、個人的なものであるはずの作品世界の表現を、守時タツミ氏というアーティストとともに音楽と重ね合わせるということにチャレンジしている。岡田氏はそこに、作品世界が「再生していく感じ」を抱いたという。

 本アプリケーションでは岡田氏の写真集「ataraxia」(岡田敦・伊津野重美、青幻舎)からの作品全体をほぼ網羅し、加えて未公開カットも含んでいる。

 だが、内的な表現力が際立つ写真集と、外界にひらかれていく感じの強いアプリケーションとの違い、そして一度手をかけまとめあげた作品集を、新たにアプリケーションソフトとして作品世界を変換することに作家としての戸惑いはなかったのだろうか?

 「写真をやっていていつも感じることは、“作品を人に届ける”ということが、想像以上に難しいということです。たとえば新聞や写真雑誌などに素晴らしい書評を書いていただくことがあっても、実際に書店や展覧会に脚を運んでいただいているという実感を持ちづらいところがあります。やはり写真にたずさわるものとして写真文化を拡げたいという思いが強くありますし、作品が世界にむけられて発信されるということはとても素晴らしいことだと思っています。

 ですので本アプリケーションのように、気軽に写真に触れ合う機会が増えることは嬉しいことだと思っています。これからは、写真集よりも先にアプリを観て僕の作品を知ってくれる人も増えるかもしれませんし、そういった人たちが、展覧会や写真集にも興味を持ってくれたら嬉しいなと思っています」と岡田氏は語る。

 その点、昨今の音楽メディアはデジタル化が進んだこともあり、ショップに脚を運ばなくてもネットで好きな音楽作品を安価に手軽に買うことができる。守時氏は音楽家としてそのような現状をどのように捉えているのだろうか。

 「音楽の方はiTunesという利便性に優れたデジタル配信が10年ほど前から始まっていて、音楽配信ということにもすでに社会的な理解もあります。そこから音楽産業自体がずいぶんかわった印象があります。だから作品を発表するためのプラットフォームについては、CDでもiTunesでも僕個人はこだわりがなくなってきています。今回の「ataraxia [photo theater]」ですが、写真家とのコラボレーションも含め、制作におけるコンセプトさえしっかりしていれば、アプリでも充分に作品になりうることを提示できたと思っています」

 写真家の岡田氏も「写真集はそれ自体でもちろん1つの作品なのですが、このアプリでは、写真を選びなおすというその世界観を音楽も含め再構築する過程を経て、写真集とは違うまた新しい作品になりました」と自信を示した。

 アプリケーションでありながら「作品」というパッケージとしての力をもつこと。Webメディアと紙メディアの違いや、その特性が賛否両論で語られる現代。今後それぞれが互いを補完し合う関係により、そこで表現されるアートや音楽、そしてコンテンツ自体に対するわれわれの理解や、作家の表現の奥行きが深まるのであれば、そこにこそ未来のメディアの可能性はひらけるような気がしている。【加藤孝司,エキサイトイズム】

●ataraxia [photo theater]
対応端末は iPhone 3G、iPhone 3GS、iPod touch、iPad
iPhone版
iPad版

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2010年05月21日

千葉「正論」懇話会 遠藤浩一氏講演「民主党バブルは崩壊」(産経新聞)

 第32回千葉「正論」懇話会(会長・千葉滋胤千葉県商工会議所連合会長)が17日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、評論家で拓殖大学大学院教授の遠藤浩一氏が「民主党政権は生き残るか?−戦後政治史から2010参院選を読む」と題して講演した。

 遠藤氏は「いまの民主党政権の体たらくは、自民党が体現してきた戦後政治のなれの果て。富の再分配をすれば何とかなるという、幸福な時代の政治を続けようとしている」と民主党政権の実態を分析した。

 参院選に向けては「民主党バブルははじけつつある。新党ラッシュで民主から流れる票の受け皿ができたが、票の吸収が議席に結びつくとは限らず、『たちあがれ日本』や『日本創新党』など新党間の連携が必要だ」と指摘した。

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2010年04月29日

事業仕分け ロック歌手の内田裕也さん 抗議の紙を掲げる(毎日新聞)

 独立行政法人の事業を対象にした事業仕分け第2弾2日目の26日、東京・日本橋の会場にロック歌手の内田裕也さん(70)が訪れ、入場前に「政治!とカネ!、オキナワ!を決着できない民主党に仕分けする資格はない。ROCK’N’ROLL」とフェルトペンで手書きした紙を掲げた。

 昨年11月に行われた第1弾も傍聴した内田さん。「日本中の人がこう思っているんじゃないですか」とメッセージの意図を話した後、「(前回の)1回だけ来たのではひやかし。ロックンロールミュージシャンがもっと政治に関心を持たなきゃ、次の世代に伝わらない」と力説した。

 この日は黒のジャケットとズボン姿で赤いマフラーをまとったサングラス姿。仕分け開始前に仕分け人の蓮舫参院議員から電話が掛かってきたといい、「(自分の)ファッションは蓮舫さんに負けていない。クールな目で議論を見たい」と話して傍聴席に座った。【田所柳子】

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